真冬の北海道③

7日目

札幌から列車で函館へ。

荷物をいったん駅のロッカーに預けて、再び汽車で大沼公園に。
二日ほど好天に恵まれていたが三日は続かないのが雪国。
それでもめげずに又もや公園内をひたすら歩く。

今回はバスやローカル線じゃなく帰りは函館本線なので、
時間を気にせず散策していると陽がくれるのに併せて又もや吹雪。

しかし北海道って陽がくれるとホントに真っ暗だな。
と湖のほとりを歩いていると・・・・
いきなりすぐ横で水鳥の羽音が!

暗闇の中で目を凝らすと
いつの間にか遊歩道を外れて湖に出ちゃってた(*゚Q゚*)

一面雪が積もって気づかなかったけど、どうやら足元は地面じゃなくて氷(゚д゚)
割れると真冬の湖にドボン(T_T)

いきなり身の危険にさらされて、懲りない自分に嫌気をさしながら一歩一歩確かめながら戻ることに。

無事湖を脱出したが、予定をかなりオーバーし又もや夕食をとる間もなく最終のロープウェーで函館山に。
夜景見物もそこそこにすぐさま降りて、市内で遅めの夕食を取り12時の青函連絡船で北海道に別れを告げた。

4時間の船旅のあと、大阪行き特急「白鳥」に乗り込み
列車が走り出したので車内をぶらついていると、偶然にも友人N尾に遭遇。

彼も北海道一人旅の帰りだそうで
思わぬ旅の道連れと仲良くガラガラの列車の旅。

冬の日本海をひたすら眺めること18時間...
夜10時過ぎに無事大阪に帰ってきたのでした。

大沼公園にて
ブログ17

真冬の北海道②

5日目

朝早くに斜里を出てローカル線で釧路まで
そこからバスで釧路湿原に。
展望台から湿原を一望し、湿原を徒歩で散策。

北斗高台にて 見るからにいい天気でしょ♪
はるかかなたに阿寒岳が

ブログ16 

昨日と正反対の好天で歩いていると汗ばむほどの陽気。
思わずこのまま最寄り駅まで歩くか
と、てくてく歩くこと二時間。
北海道ってやっぱり広い・・・
なかなか駅が見えてこない。
そうこうしていると陽が傾き始め、とたんに極寒の世界に(T_T)

懲りない自分に嫌気をさしながらさらに歩くこと一時間
今回は何とか自力で駅までたどり着き、
ローカル線で釧路に戻ってどこかでひとまず腹ごしらえと思っていると
向かいのホームを見てびっくり!
何やら長蛇の列が・・・・

この後は三時間後の夜行列車「まりも」で札幌まで向かうのだが・・・
まさかと思って行ってみると案の定「まりも」自由席の列だった。

やむなく夕食をあきらめ列に並ぶことに。
列車に乗った後、車内販売の弁当でも食べるか。
と思っていたが甘かった(T_T)
車内はもちろん途中停車の駅にも何も無く、結局すきっ腹を抱えて眠れぬ夜に。

立ち客もいる満員電車で夜をふかすこと10時間弱

朝の7時頃札幌に到着しやっと食事にありつく。
腹ごしらえの後、札幌市内を見物し、午後から電車とバスを乗り継いで洞爺湖に。

この日も天気が良かったので雪の洞爺湖を二時間ほど散策し、行きと同じくバスと電車で札幌に。

若かったので、この時の北海道旅行では本当によく歩いた・・・
こうしてかなりハードな6日目が終了。

洞爺湖  思わずぐるっと一回り
ブログ15

真冬の北海道①

いよいよ北海道まで新幹線で行ける時代になったが、
その昔、青函連絡船があった頃の話。

まだ春遠い3月

有名な歌詞のごとく上野発の夜行列車「八甲田」で9時に東京を発ち、12時間かけて青森に到着。
30分ほど待って青函連絡船に乗り込み4時間の船旅。

函館に到着後、休むまもなく「北斗11号」で千歳に。
そこからさらに北上し旭川に着いたのは夜の9時。
丸一日移動に費やしたことに。

翌日も朝から汽車に乗り網走へ。

ここでレンタカーを借りて真っ白な世界を流氷見物。
能取岬で流氷に乗っかり、網走湖に沈む夕日を眺めて、この日は網走に宿泊。

翌日はバスを乗り継いで知床半島へ。
何とものどかなバスで、バス停でもないのに道端で手を上げると停車して乗せてくれる。
まあ、乗ってる人も2~3人しかいないけど・・・

ウトロ港の辺りで又もや流氷に遭遇し、ハイテンションのままバスでややもどったオシンコシンの滝に。
展望台まで上って景観を楽しみ、日が暮れかけてきたのでそろそろとバス停に戻ってビックリ!

バスが無い!

まさか、最終が5時前なんて(゚д゚)

途方にくれていると雪が舞いだし、このままではいかんとやむなく歩き出すが・・・

やがて、日が落ちるとあたりは真っ暗闇な上、吹雪いてくる始末。
この時生まれてはじめて地吹雪の意味を体感。
空から降る雪とは別に
地面に積もった雪が風で舞い上がり上下から雪を浴びせられ。。。
それでもくじけず歩くこと2時間。

いよいよ命の危険を感じたその時
後ろから車のライトが・・・

轢かれないように端によけながらだめもとで手を振ると停まった♪───O(≧∇≦)O────♪
事情を話すと親切な地元のおじさんは車で宿まで送ってくれました。

宿に帰ると、テレビの天気予報で本日の網走の体感温度
なんと-40度
先ほどの車内で、おじさんの雪国を舐めないようにとありがたいお言葉にひたすら感謝した一日だった。

流氷の上に乗っかり
ブログ18

テーマ : 北海道 - ジャンル : 旅行